大森将平×タパレス(再戦)は妥当なマッチメイクだったのか?
大森将平の世界初挑戦はあえなく撃沈。
リベンジならずで幕を閉じました。
先日の久保隼の世界戦、また大森と同興行で試合をした井岡一翔の試合もモヤモヤが残る。
ボクシングは大好きだし、選手やジムを批判したくないのでずーっと我慢してたけど最近は不満で仕方がない。
それがマッチメークについて。
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世界挑戦ありきのマッチメークに疑問
- 経営面も考慮して・・・。
- リスクを冒さないマッチメークも戦略的に仕方ない
- 選手もジムも最短で世界王者になりたいのは当たり前
こういった理由があるから外野が言うのは余計なお世話だと思うけど。。。
でもこんなでいいのか?と。
今回の試合に関しては王者タパレスの体重超過もあり大森にとっても不運な面もあったが、タパレスが計量をクリアしたとしても負けていただろう。
技術的なことは置いといて今回の世界戦は『世界挑戦ありきのマッチメーク』だった。
2015年に大森はタパレスに『WBO挑戦者決定戦』で破れている。
しかも完敗。
それなのに2・3試合挟んだだけでリマッチを挑んでしまった。
通常、リマッチというのは『不運(疑惑)な判定』や『怪我による引き分け』など『本当は勝てたはず』のときにするものではないだろうか。
前回タパレスに敗れた時点で(負け方も考慮すると)
『まだ世界ランカーとしては通用しない』
という結果が出ていたのに。
それなのに復帰戦ともう一試合を挟んだだけで世界挑戦を組もうとしてしまった。
(本当は2016年末にIBF王者ハスキンスに挑戦予定だった⇒王者都合でキャンセル)
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京都初の世界王者、ジム初の世界王者と期待もあるから何とか世界挑戦させたいのも分かるが、もっと強豪との試合を組むべきだったと思う。
バンタム級で世界ランカー、元王者、元挑戦者といえば
- スリヤンやリボリオ・ソリスなど山中が退けてきた選手
- プンルアン、アンブンダ、ファン・カルロス・パヤノなどの元王者
- マーク・ジョン・ヤップや井上拓真、松本亮、赤穂亮などの近いライバル
これらの選手とサバイバルマッチを2・3試合行い勝ち抜いて世界挑戦を見るべきだった。
挑戦者決定戦で敗れた以上は必要なルードだったように思う。
実際には、ジムの経営状態もあるのでタイトルマッチでもない前哨戦に上記の選手を呼べるかという難しい事情もある。
そういう意味では陣営の問題というよりはボクシング界全体の課題もあるのだろう。
でも海外で叩き上げられた選手はそういうサバイバルマッチをクリアしているので、このままでは差が開いてしまう。
日本では全勝が偉い(商品価値が高い)という傾向が強すぎる。
間違いではないんだけど作られた感満載の全勝が多い。
ぜひ大森には今後、強豪との試合を選択してほしい。
戦績なんて気にしなくていい。
挫折から這い上がって強くなっていく大森をみたい。
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