村田諒太の世界戦がDAZNで放送される件について
2018年10月21日の村田諒太の防衛戦はDAZN、11月12日の亀田和毅の世界戦はAbemaTVでのネット配信で生中継されます。
共に無料で視聴できる手段はあるとしても継続や見逃し配信になれば有料になります。
視聴者としては全ての試合が無料(地上波)で見られることに越したことはありません。
しかし、テレビはスポンサーや視聴率ありきなので全ての世界戦を放送することはできません。
今回の村田諒太の試合も日本でやるならば地上波放送できたと思います。
興行のメインは夜になるので視聴率も期待しやすい。
逆に米国での開催だと日本での中継は昼になるため、そこまでの投資はできないと判断されたのではないでしょうか。
今回の村田諒太の世界戦がDAZNで配信と知ったときはショックでした。
『地上波もしくはWOWOWじゃないんかい・・・。』
多くのボクシングファンはそう思ったはずです。
DAZNには1か月の無料期間があるのですが、私はダニーガルシア×キース・サーマン戦やメイウェザー×マクレガーですでに使いきっていたので今回は仕方なく有料登録しました。
さすがに見ないという選択肢はないですからね。
報道やネットでは賛否両論あるようです。
村田諒太はこれを『僕にとってもチャレンジング』と言っていますし、亀田興毅もビジネスの側面から動いているようです。
JリーグはDAZNと契約したことによって莫大な資金を手に入れました。
先日はカネロ・アルバレスが11試合410億円という独占契約を結んだようです。
メイウェザー×パッキャオ戦では天井知らずなファイトマネーが日本でも話題になりましたね。
日本ボクシング界も多くの課題を抱えていて、日本王者になってもアルバイトをしている選手も多いと聞きます。
海外の多くはペイパービューですが、日本はWOWOWくらいですから。
業界の未来を考えてもビジネス面で強化をしていくことが必須なのは理解できます。
イチボクシングファンとしても地上波で見られる世界戦があることに感謝しつつ、生中継で見られないものも多くもどかしい思いを抱えています。
このご時世、『情報を遮断して録画放送を楽しむ』というのは難しいですから。
日本タイトルや世界前哨戦でも生中継で見られるなら有料でも全然オッケーです。
とはいえ、これは熱心なボクシングファンの意見で地上波だから世界戦を見ているという人がほとんどかと思います。
私は野球やサッカーも好きで日本シリーズや天皇杯を毎年見ていますが、有料で見るかと言われると支払わない気がします。
ボクシングも地上波の世界戦を見ていてファンになったわけですからね。
だから今回の有料化も諸手を挙げて賛成というわけではないし、『有料にするなんて許せん』とも思っていません。
個人的にはこの金額で海外実施の日本人の世界戦が見られるなら納得しています。
今回の有料で一時的に視聴率は下がるかもしれません。
しかし、村田諒太や井上尚弥のように『有料でもいいから生中継で見たい』と思わせる選手がいるうちに出来る改革だと思うし、彼らの重要な役割とも言えるかもしれませんね。
色々と考えさせられる今回の放送事情でした。
【10月21日追記:試合結果速報】
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