日本タイトルマッチを見なくなった理由
最近、日本タイトルマッチを見なくなった。
単純にテレビ放送が減ったからかもしれないけどワクワク感が少なくなってしまった。
昔と比べて技術は進歩しているはずなのに見たいと思う試合が少ないんだよね。
今、日本タイトルマッチで見たいカードがあるとすれば
- 尾川堅一と伊藤雅雪はどっちが強い?
- 佐々木基樹が王座挑戦しないかな
くらいかな。
『他の日本王者は魅力がない』
ってことを言いたいんじゃなくて単純に知らない。
昔から日本王座は世界の通過点と言われているけど本当に取るだけになってしまったから。
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日本タイトルマッチを見なくなった理由
もっと根本的な部分を考えてみると
- ・日本が4団体を承認したこと
- ・世界的に複数階級制覇が強さの象徴になっていること
があると思う。
日本王座って本来は『日本で一番強い』という意味だと思うけど今はそんなことはない。
スーパーフライ級を例に取ると
世界王者に井上尚弥、(少し前までは)河野公平、そして世界ランカーとして五十嵐、井上拓真、村中優、石田匠、帝里木下、江藤光喜がいる。
じゃあ、その下に位置する日本王者って何番目に強いの?
そうなると興味が薄れますよね。
しかも世界挑戦が決まったから王座を返上するならわかるけど1度取ったらすぐ返上。
そして空いたところで王座決定戦。この繰り返しになってしまっている。
昔、畑山隆則が引き分けで世界初挑戦に失敗した後に日本王者のコウジ有沢と無敗対決をして改めて日本最強を証明したり、内藤大助もポンサクレックにやられてから日本王座に再挑戦したりとそれはそれで盛り上がるんだけどね。
他にも
- リック吉村を倒すのは誰なんだ!?
- 湯場が負けた・・・。
- 雄二ゴメスってやばい奴が出てきた
みたいなワクワク感がありました。
スーパーバンタム級の渡辺純一やライトフライ級の畠山昌人とかも好きだったなぁ。
努力の積み重ねでようやく獲得した日本タイトルを粟生隆寛、井岡一翔、井上尚弥などがあっさり獲っていくのもドラマがありますよね。
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もっとライバル心をむき出しにしてもいいんじゃない?
あと気になっているのは、ボクサー同士がみんな仲良くなりすぎてしまったなぁ、ということ。
昔の辰吉みたいに言い過ぎるのは時代と合わないんだろうけどリスペクトしながらでも『◯◯さんに僕なら勝てると思います』くらいのコメントは出してほしい。
数年前に井上尚弥がデビューしたころ、雑誌のインタビューでフライ級近辺の日本ランカーたちが
『井上くんは本当に凄い!』
とまるでファンのように手放しで大絶賛していたのは正直ガッカリだった。
(特集の趣旨的に仕方ないかもしれないけど)
褒めてもいいけど『挑戦してきたら負けませんよ』くらいは言ってほしかったなと。
逆に井上尚弥はデビュー当時すでに世界王者だった井岡一翔に対して
『現時点でも3ラウンド勝負なら井岡さんにも勝つ自信がある』
みたいなことを言っていた記憶がある。
また新人の井上にスパーでボコボコにされてジムの隅で泣いていた田口良一の方がファンとしてはよっぽど微笑ましい。
日本王座(VS井上)のときも口ではリスペクトをしながらも本気で勝ちにきていたあの気の強さがいいですよね。
今だってスーパーフライ級の世界ランカーがあれだけいるのに誰も
『井上くんに挑戦したい(僕だったら勝つ自信がある)』
と言わない。
ハナからWBOは諦めて、他の団体から獲ってやろうという意志が見えてしまっている。
実現しなくても嘘でもいいから言ってほしいよね。
日本王座からはだいぶ話が逸れてしまったが、同じ階級に同じ評価の日本人がいたら激しくライバル心をむき出しにしてほしい。
こういう感情があるから日本王座が盛り上がると思うので。
結局のところ僕ら素人は技術の違いなどよくわからない。
それよりも
『あの2人はいったいどっちが強いんだ』
ということが知りたいし、見たいのである。
畑山隆則がライト級の世界王座を獲ったすぐ後で坂本博之を指名し、
『ライト級では僕が一番だという人もいれば、坂本選手のほうが強いという人もいる。僕からすれば2度もチャンピオンになっておきながら坂本選手の方が強いとは一体、どうしたものかと。納得できないものがあったので。。。だったらやってやる。どっちが強いかはっきりさせてやる』
と言っていたのは熱かった。
こういうシーンをまた見たい。
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今は簡単に世界の情報が入ってくるし何時も減量して自分よりも小さい奴らしか闘わない上にデカイ奴には挑まない上にパッキャオ、リコンドー等は増量して自分よりも強い奴に挑み勝ちました。本当に強い人やデカイ人に勝ってこそ値打ちがあるのだ。他のスポーツも世界に行っている時代誤魔化しは出来ない時代なのだ。